〇
説明のための
出席者
市長 長 野 恭 紘 君 副
市長 阿 南 寿 和 君
副
市長 川 上 隆 君
教育長 寺 岡 悌 二 君
上下水道企業管理者
岩 田 弘 君
総務部長 末 田 信 也 君
企画部長 松 川 幸 路 君
観光戦略部長 田 北 浩 司 君
経済産業部長 白 石 修 三 君
公営事業部長 上 田 亨 君
生活環境部長 安 藤 紀 文 君
福祉共生部長兼
福祉事務所長
中 西 康 太 君
いきいき
健幸部長 猪 股 正 彦 君
建設部長 松 屋
益治郎 君
共
創戦略室長 内 田 剛 君
消防長 須 﨑 良 一 君
教育部長 稲 尾 隆 君
上下水道局次長兼
総務課長
藤 吉 賢 次 君
上下水道局次長 山 内 佳 久 君
財政課長 安 部 政 信 君
職員課長 新 貝 仁 君
総合政策課長 行 部
さと子 君
産業政策課長 奥 茂 夫 君
次長兼
スポーツ健康課長
杉 原 勉 君
〇
議会事務局出席者
局長 花 田 伸 一
議事総務課長 佐 保 博 士
補佐兼
議事係長 藤 内 洋 一 補佐兼
総務係長 内 田 千 乃
主査 浜 崎 憲 幸
主査 市 原 祐 一
主査 松 尾 麻 里 主任 佐 藤 雅 俊
主事 大 城 祐 美
速記者 桐 生 正 子
〇
議事日程表(第2号)
令和2年12月3日(木曜日)午前10時開議
第 1 上程中の全
議案に対する
質疑、
委員会付託
〇本日の会議に付した事件
日程第1(
議事日程に同じ)
午前10時00分 開会
○議長(
松川章三君) ただいまから、
継続市議会定例会を開会いたします。
本日の議事は、お手元に配付しております
議事日程第2号により行います。
日程第1により、上程中の全
議案に対する
質疑を行います。
質疑のある方は、挙手を願います。順次発言を許可いたします。
○16番(
市原隆生君)
議案質疑で3題上げさせていただきましたけれども、最後の
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金につきましては、
説明を受けたところ、
財源が変わるということだけのことで、
事業内容は変わらないということでありましたので、この
質問については省略をさせていただきたいと思います。
それでは、最初に上げました
学校給食共同調理場建設事業について
質問させていただきます。
この
共同調理場の今回の
補正に上がっているところでありますけれども、ここに上げられている
債務負担行為によってこの
共同調理場の
建設がこれからどのように進められていくのか、その点をまず
お尋ねしたいと思います。
○
次長兼
スポーツ健康課長(
杉原 勉君) お答えいたします。
今後のスケジュールにつきましては、まず
令和2年度に
事業者の公告を行う予定です。
令和3年度につきましては、
事業者を選定した後、
実施設計を行います。
令和4年度から
本体工事を始め、
令和5年7月末までに完成の後、
学校が夏休みとなる8月に
調理員のトレーニングなどの
開業準備を経て、9月に開設する予定でございます。
○16番(
市原隆生君) そうしますと、3年後から
供用開始ということになるかと思いますけれども、地震がありまして、大きな地震が平成28年ですか、ありまして、その後、
共同調理場も大変な被害を受けたということで、しばらく
調理ができない
状況でありました。その後、何とか改修をして、今使っているわけでありますけれども、大分前でありますけれども、1度見学にお伺いしたことがありました。午後2時過ぎということでありましたので、もう
調理に関しては大方作業が終わっていて、
調理員の方もどなたもおられませんでしたけれども、次の
調理のために
調理場を本当にきれいに整頓されておりまして、
老朽化した、また被害を受けて様々修繕している箇所もあったかと思うのですけれども、そういったところを衛生的に非常に気をつけて丁寧に使われておるなということを強く感じたところであります。
今お聞きしたところ、暖房・冷房がないところで、夏は暑い中で頑張っていただいているということでもありますし、一日も早い、より安全で衛生的な新しい
調理場で働くことができるように
整備を急いでもらいたいと思いますけれども、その点はいかがでしょうか。
○
次長兼
スポーツ健康課長(
杉原 勉君) お答えいたします。
現在、
設計施工一括方式による
事業者の募集に向けまして、HACCPの考え方に基づいた
学校給食衛生管理基準で示された汚染・非
汚染作業区域の明確な区分や
ドライシステムの導入に対応できる設備など、
施設の仕様をまとめた
要求水準書を作成しているところでございます。新
共同調理場の
整備により
子どもたちへ安全・安心でおいしい
給食を届けることはもちろん、ここで働く
職員にとっても安全で衛生的な設備を
整備したいと考えております。
○16番(
市原隆生君) この
共同調理場を
整備して、各
学校の
単独調理を
共同調理1本に進めるということの中で反対をされているグループもあるわけでありますけれども、私も幼稚園で2年、それから
小学校で6年PTAに携わっていた中で
給食の
試食会等も計画させていただいてやったこともありました。そのときに主にいろんなプランを
提供していただいたのは、
調理員の方ではなくて栄養士の方でありました。その方が連携を取っていただいて
保護者等にそういった
給食の
試食会等をできるようにしていただいたわけでありますけれども、本当に反対をされるという意見の中で、
調理員と
子どもたちが顔を見合わせながら
調理をしているとか、
給食時間が近づいてくると
学校中にいい匂いがしてくるということは、これはあり得ないことだと思います。いかにも何かテントの下で
調理をしているような、非常に不衛生なわけですけれども、そういうことはないわけでありまして、
調理員の方というのは本当に縁の下の力持ちといいますか、陰で本当にこういった
学校の
給食というものを支えていただいている、そういった方
たちであります。今は、食中毒が出ても
単独調理だと一部で収まるなんというようなこともありましたけれども、これは本当に一生懸命衛生的にも気をつけて、
老朽化した
施設と付き合いながら頑張っていただいている
調理員さん
たちを本当におとしめる発言ではないかなというふうに、私も非常に憤っているところであります。こういった反対されている方の言っていることもあるわけですけれども、ぜひとも今頑張っていただいている
調理員の方が、いい
環境でできるように一日も早く
整備していただきたいというふうに思っているわけでありますけれども、こういった
建設につきまして、どんな安全で安心できる
給食を
提供していくのかというところの、
課長のこの
共同調理場建設に対する思いを語っていただきたいと思います。
○
次長兼
スポーツ健康課長(
杉原 勉君) お答えいたします。
本市の
給食調理場は、単独、
共同ともに
老朽化が深刻で、
施設設備の
更新は待ったなしの
状況です。これまで
学校給食施設の
あり方検討委員会や
学校給食食育等推進検討委員会におきまして、
有識者や
保護者の協力の下、新
共同調理場への一元化や日本一おいしい
給食を
提供することなど、多くの議論を重ねてまいりました。
子どもたちに安全・安心でおいしい
給食を将来にわたって安定的に届けるために、このたびの新
共同調理場の
整備は行政が果たすべき責務であると、このような強い思いを持って
事業の推進に全力で取り組んでまいりたいと考えております。
○16番(
市原隆生君) 一日も早くすばらしい
施設の
建設を
お願いして、次の項目に移らせていただきます。
次に、
指定管理料ということで
お尋ねをしていきます。
これは
指定管理の業者、様々出ているわけでありますけれども、これは一括して
指定管理料そのものについての
質問をさせていただきます。
今回
更新ということでありましたけれども、これらの
施設が、
指定管理制度の導入が妥当かどうかという点について検討したのかどうか。まず、その点について
お尋ねをしたいと思います。
○
総合政策課長(
行部さと子君) お答えいたします。
今回、
指定管理期間の
更新を迎える公の
施設のうち、非公募により
指定管理者候補者を選定する
施設につきましては、
外部有識者3人と市の
職員2人の計5人で構成されます
別府市公の
施設の
指定管理候補者選定方法等検討委員会に
指定管理候補者を非公募で選定することの
妥当性、及び提示する
団体等の
候補者としての
妥当性について諮問しました。いただいた答申の中では、将来的な
管理運営の在り方についての意見をした
施設もありました。また、公募する
施設につきましても、現状を踏まえた課題や注意すべき事項について
当該委員会の見解をいただいております。
○16番(
市原隆生君) この
指定管理者制度を導入するに当たって何を期待してこの業者を選定しているのか、また、その
メリットというのが認められているかどうか。その点についての見解はいかがですか。
○
総合政策課長(
行部さと子君) お答えいたします。
指定管理者制度につきましては、公の
施設に対する多様な
ニーズに、より効果的・効率的に対応するため、公の
施設の
管理に
民間の能力を活用しつつ、
住民サービスの向上と
経費の縮減を図ることを目的に本
制度を導入しております。
メリットとしては、
民間事業者の持つ
ノウハウを生かした新たな
サービスの
提供や
経営努力を通じた収益の改善、
専門性を生かした
サービスの
提供などが期待できると考えております。
例を挙げますと、
別府市
身体障害者福祉センターでは、
指定管理を
別府市
身体障害者福祉団体協議会に指定することでその
専門性を生かし、身体障がい者の
ニーズを的確に捉え、
施設の
設置目的、これは身体障がい者の
機能回復及び体力の向上でございますが、その目的に沿った
管理運営が期待できます。
また、
温泉施設では、複数の
温泉施設を回る
湯巡りチケットや
オリジナルTシャツなどの
グッズ販売などにより新たな
サービスの
提供などを行っております。
これらについては、いずれも
施設所管課が
定期モニタリング等を通じて
状況把握を行っております。
○16番(
市原隆生君)
あとは、今回このケースが上がっている中で何件かについては
指定管理料が上がっているところもあります、前回に比べて。これは1年ごとに
金額というのを
事務局に
お願いして出していただいたのですけれどもね。この上がっているところがありますけれども、その点についてどのような判断をしているのか、その点を
お尋ねしたいと思います。
○
総合政策課長(
行部さと子君) お答えいたします。
指定管理料が上がった
施設につきましては、その主な要因は
消費税の増税や
最低賃金が上がったことに伴う
人件費の
増加、
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う
清掃回数の
増加など
衛生管理関係費、また
労務単価や
材料費の上昇に伴う
施設修繕料の
増加などであり、
市民や
観光客の皆様に
施設を衛生的に、安全・安心に利用していただくためには必要な
経費と考えております。
○16番(
市原隆生君) 今の答弁、一応、今回はこういうことだということで理解はいたしましたけれども、やはり
経費が下がっているところもありますですね。こういったところはどんな
努力をして、こういう
経費削減ができたのかということも提示しながら、先ほどの2番目の
質問のときの答弁で、
民間事業の持つ
ノウハウを生かした新たな
サービスの
提供等云々とありましたけれども、どういった
ノウハウを生かしてこういう成果が出せたのか、また出せなかったところはどうなのかということ、それから
指定管理料が上がったところについては、今3点について理由を言っていただきましたけれども、こういった
努力がこちらからの
指定管理料の持ち出しではなくて、そういった
お願いをした
企業に対してそこを、
指定管理料を上げなくても
企業の
努力でできなかったのかどうか、その点も検証しながらやっていただきたい。
本当にこの
民間の
ノウハウをきちっと生かしてできたのかどうか。いいところはどうなのか、いいところは何だったのか、悪いところは何だったのかということもきちっと検証しながら、この
指定管理の
制度をやっていただきたいということを
お願いして、私の
質問を終わります。ありがとうございました。
○18番(
平野文活君) それでは、
質問をさせていただきます。
まず、
新型コロナ対策臨時交付金についてでありますが、
資料請求をいたしまして資料をいただきました。それによると、第1次
交付金が4億1,643万3,000円に対して第2次
交付金が10億5,806万4,000円というふうに聞いております。そして、この第2次
交付金の
使い道が今回の
補正予算に計上されているというふうに思っておりますが、その概要についてまず
説明をしていただきたいと思います。
○
財政課長(
安部政信君) お答えいたします。
地方創生臨時交付金第2次分でございますが、これにつきましては、国の第2次
補正で計上されたものでございます。総額で10億5,806万4,000円でございますが、この使途としましては、
専決処分しました「
別府みんなに
エール券」
事業に1億4,500万円を充てております。その残額の9億1,306万4,000円今回の
補正予算に計上しているところでございますが、使途としまして、
新型コロナウイルス感染症緊急雇用に要する
経費、それと
中小企業等賃料補助等の
新型コロナウイルス感染症緊急支援に要する
経費、
小学校・中
学校の
ICT環境整備に要する
経費にそれぞれ充てているところでございます。
○18番(
平野文活君) では、そのうちの、まず
緊急雇用についてお伺いをいたします。
これは、いわゆる
会計年度職員として臨時に
最大500人を
雇用すると。当初の
予算は総額6億円が基金を
財源にして提案をされました。全国に先駆けてのそういう
制度ということで、私も大いに評価をしたところでございますが、現在までの実際の
雇用の
実績についてお伺いしたいと思います。実
人員で318人というふうに聞いております。月別の
雇用人数についてお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○
職員課長(
新貝 仁君) お答えいたします。
月別の
雇用の人数でございます。各月末時点でございますが、5月205人、6月59人、あ、ごめんなさい、月末
在職者数ですね。訂正いたします。5月204人、6月242人、7月220人、8月204人、9月218人、10月201人ということになっております。
○18番(
平野文活君) 10月末をもっても、まだ200人が臨時
雇用されていると。かなりこの
事業が各ホテル・旅館や
飲食店などの
事業が再開されている、お客さんも来ているというふうに見えていたのでありますが、いまだに前の仕事に復帰できないという方が約200人もおられるというのは、非常にこの数字を聞いて今驚いております。それだけ
コロナの影響が深刻なのだなということを改めて思うわけでありまして、また、これから来年3月にかけてどういう形になっていくのかというのを非常に注目しております。
次に、どういう仕事に就いていた人がこの
緊急雇用に応募してきたのか。その
業種別の人数についてお伺いしたいと思います。
○
職員課長(
新貝 仁君) お答えいたします。
10月末までの、
雇用いたしました実
人員318人の分の集計でございます。
業種別で言いますと、
宿泊関連産業202人、
飲食業25人、
観光施設など14人、それから
販売業13人、
運輸業11人などとなっております。
○18番(
平野文活君)
宿泊、飲食で70%超と。特に
宿泊関係が打撃を受けているというのが、この数字でも分かりますよね。また、こういう
業種がいわゆる
正規雇用者が少なくていわゆる非
正規雇用が多い。
コロナとか、こういう事態になると調整の対象になるということの反映でもあるなというふうに思います。
それでは、その実
人員で318人を
雇用したということなのですが、
別府市ではどういう業務にこういう方々に就いていただいているのか、報告をしていただきたいと思います。
○
職員課長(
新貝 仁君) お答えいたします。
業務内容といたしまして、10月末
在職者201人の
状況でございます。まず
施設の除菌、それから
清掃等に100人、
上下水道局や
地区公民館などでの
除菌液の配布に39人、その他市事務の
補助業務に62人を配置しております。
○18番(
平野文活君) それでは、
人件費の
支払い実績がどういうふうになっているか
説明していただきたいと思います。
○
職員課長(
新貝 仁君) お答えいたします。
本
事業の
緊急雇用につきましては、5月から採用を始めております。
報酬費につきましては、6月から支給しているということで、現在6月から10月までの5か月分で、
報酬として約9,000万円を支給しているところでございます。
○18番(
平野文活君) 冒頭に申し上げましたように、当初
予算額は約6億円だったわけですよね。
人件費の
報酬部分だけで言うと、約5億円だというふうに聞いております。それがかなり大幅に余りそうだというので、
補正の第7号で今回の議会に
市長の
専決処分の
議案で上がっておりますが、1億3,650万円の減額という形で
専決処分をされております。そうすると残りが、5億円から引くと3億6,398万円ということになっておりますですね。このうち
報酬部分で半年分、5か月分で約9,000万円支給をしたと。手当など、それにさらに幾らかつくのでしょうけれども、
あと11月から3月までの5か月か6か月で、半年分がほぼ同じ水準でいくならば、
あと1億円かかったとしても3億6,000万円の
予算額からすれば相当、2億円近く、1億数千万円はまだ余る。一旦、余りそうだというので
市長専決で減額をした。残りの
金額も今のままの
雇用水準でいきますと、かなりまた大幅に余る、こういう形になっていると思いますが、そういうこと、
見通しとしてはそういうことでいいでしょうかね。
○
職員課長(
新貝 仁君) お答えいたします。
10月末時点の
実績が3月まで続くというふうにみなした場合は、恐らく年度末は2億円程度の
報酬の
実績になるというふうに考えております。
○18番(
平野文活君) いわゆる
コロナ対策として国の
交付金を
財源の振り替えをしているわけで、その振り替えした結果でも、さらに2億円近くこの
事業だけで余るということになれば、このお金を本当に有効に
市民のために使うという課題がさらに残されているというふうに思うのですよね。そういう
見通しに立った今回の
補正予算という提案はないのですけれども、私はぜひそういう
コロナ対策の国のお金の
使い道についても本当に精査していただいて、
市民のために有効に使っていただきたい。
例えばですよ、例えばこの時期、
市営温泉の
入浴料を値上げしていいのかという問題も、私ども何度も問題にしてきましたけれども、少なくとも1年以上先送りできる、これを使えばね。あるいはその180回券とか水道の
福祉還付とか、そういうのも1年、2年据え置きができるというふうにも思います。そういう形で、ぜひ有効活用していただきたい。
さらに、
別府市が非常に先行的にこういう
人件費の
補助というのを始めたのですが、遅ればせながら国も、この
雇用調整助成金の
コロナ特例という形で
金額も大幅に引き上げました。
日額上限1万5,000円まで上がっていますかね。ですから、これは
事業者が
申請をしなければならぬというものでありますから、私は市としても、この
別府の
事業者の皆さんにこの
制度を大いに利用して、
市単独では今
最大限頑張っても今の
制度だと思うのですよね。さらに救済するためには、やっぱり国のこういうお金を使うということをぜひ進めていただきたいということを申し上げて、次に移りたいと思います。
家賃補助の問題であります。
これもほぼ約4億円の
予算で
事業が始まったわけでありますが、その
実績についてお伺いしたいと思います。
○
産業政策課長(奥 茂夫君) お答えいたします。
中小企業者等賃料補助制度は、
事業者の
固定費のうち大きな負担となっている
賃料、家賃の半分について上限7万円、これは月額ですけれども、最長6か月間
補助する
制度となっております。
申請件数は1,285件、
交付決定額は約3億3,334万円となっております。
○18番(
平野文活君) この
制度も非常に全国に先駆けた
制度として評価をさせていただきました。既に7月末に締め切っていますので、それで
申請件数1,285件、
交付決定額は3億3,000万円余りと。ですから、
予算額のかなりの部分を使ったという形になっております。この1,285件の
業種別件数ですね、これは調べておられますでしょうか。お知らせ願いたいと思います。
○
産業政策課長(奥 茂夫君) お答えいたします。
業種ごとの
申請ですけれども、
宿泊・飲料・
サービス業が最も多い
状況でございます。件数としましては574件、割合は44.7%となっております。
なお、この数字は、
賃料補助という性格上、テナントなどを借り受けている方からの
申請となっており、その
業種の方全ての方が対象となっているわけではございませんので、その点はイコールになりませんので、御了承いただきたいと思います。
○18番(
平野文活君) そういう条件で
事業をしているわけでありますが、それにしても
緊急雇用で実際仕事がなくなって市の
制度に救済を求めた方の7割、8割は
宿泊・
飲食関係だったと。それに比べて
家賃補助は、こういういわゆる
観光業といいますか、4割台、5割にもなっていないというのは、ちょっと私は
予想外だなというふうに受け止めております。逆に言えば、
コロナによる減収というのは全
業種に及んでいるというふうに思います。先ほどの
緊急雇用と同じように
業種別の、
申請者の
業種別がどういう
状況になっているか、ちょっと今後詳しく集計をしていただきたいなというふうに思いますので、よろしく
お願いをいたしたいと思います。
また、これも同じように国が
家賃支援の
給付金というのを始めましたよね。法人は
最大で600万円、
個人事業者であっても
最大300万円という
家賃補助というのがあるわけでありますね。市の支援を受けながら国の支援も受けられるか、ダブって利用できるのか。そこら辺、
説明願えませんか。
○
産業政策課長(奥 茂夫君) お答えいたします。
国の
家賃支援給付金の
申請者が地方公共団体、例えばですけれども、
別府市から給付されている
賃料補助を受給している場合は、国の
給付金が減額されるという取扱いになっております。
○18番(
平野文活君) ダブった場合は、地方自治体から受けている支援分は差し引かれる、当然のことだろうというふうに思いますね。そういう
制度でありますが、市は先ほど冒頭に言われましたように、
最大月7万円、そして6か月ですからね、合わせて半年受けても42万円の
家賃支援ですよね。国の
制度は、
個人事業者でも
最大300万円というわけでありますから、大いにこの国の
制度の利用を市としてもやっぱり促進すべきではないかというふうに私は思います。いかがでしょうか。
○
産業政策課長(奥 茂夫君) お答えいたします。
支援につきましては、
事業の継続をしていただきたいという思いでございますので、国の支援、市の支援を合わせた形で受けていただければというふうに思っております。
市の
賃料補助と国の
家賃支援給付金ですけれども、
申請対象者の範囲であったり基準であったりが異なっております。広報等につきましても、市報やホームページなどで周知を図っていきたいというふうに考えております。
○18番(
平野文活君) これは全国的な問題なのですよね。地方自治体もやっている、国もやっていると。しかし、
別府市でも様々、いろいろ聞いてきましたけれども、国の
事業を
市民がどういう形でどの程度利用できているのか、そういう支援が届いていない人はいないのかというようなことについては、市としては関与できないといいますか、分からないということでずっと終始してきたのですけれども、こういう形で
雇用についても二百数十人、300人近い方々が一旦元の仕事をなくしてしまった。
家賃補助についても1,200件余りの方々が、先ほどあなた方が言われる条件でもクリアして市の
制度を利用している。実際そういう方々が困っているからそういうことですよね。具体的な人の名前、具体的な業者の名前、皆さん方は分かっているわけです、私
たちは分かりませんけれどもね。ですから、こういう
雇用についても
家賃補助についても、こういう
制度がありますよという、さらに個別にちゃんと利用できていますかというようなことを踏み込んで支援すべきではないかなというふうに思いますので、よろしく
お願いしたいと思います。
もともといろんな報道を聞いてみると、国の
制度が非常に遅い、あるいはインターネットでの審査申込みが多いものですから、非常に利用しにくいというようなことが、苦情の声があるようですね。ですから、いろんないわゆる経済対策にしろ感染防止の対策にしろ言えるのですけれども、思い切って地方にその
財源を移して本当に使い勝手のいい
制度として地方で有効に使うというようなことを、ぜひ国にも要求、今からでもやっぱり要求すべきではないかなというふうに私は思いますので、そういう方向でよろしく
お願いしたいと思います。
最後に、
共同調理場関係の
債務負担行為の問題であります。
38億8,973万8,000円というのが、私は非常に高過ぎるなという思いであります。昨年10月に市議会の厚生
環境教育委員会が、茨城県の日立市の
共同調理場を視察したそうですね。その報告書を見せていただきましたが、同じ8,000食程度で日立は21億4,000万円、
別府市は約39億円、日立の2倍近い。なぜこんなに高いのか、こんなに違うのかという、率直に疑問に思っております。御答弁を
お願いします。
○
次長兼
スポーツ健康課長(
杉原 勉君) お答えいたします。
まず、延べ床面積でございますが、日立市は3,161平米に対しまして、
別府市は4,000平米程度ということで、面積がまず異なります。
なお、本市の新
共同調理場の面積は、
整備基本計画にも掲載しておりますとおり、類似規模の先行事例を比較しても決して広いわけではございません。
また、本市の
施設では手作り
給食や地産地消に力を入れるほか、日立市にはない炊飯設備があること、さらに食物アレルギーの対応規模が日立市の50人に対して、
別府市は100人に対応できる設備を計画しております。
また、近年
人件費や
材料費が上昇しており、本市は類似
施設の事例を参考に物価の変動などを加味して積算していますので、この積算額は妥当な
金額だと考えております。
○18番(
平野文活君) 炊飯
施設があり・なしで違うというお話がありましたが、当初
別府市の計画の炊飯
施設はなかったですね。ない段階での
本体工事の
金額が基本計画に示されておりますが、約31億4,500万円ですね。この炊飯
施設なしの
金額も日立より約10億円高いですね。これは面積やら、先ほど言ったアレルギー対応の
施設だけでこの10億円の違いが
説明できるか。
説明できませんね。
説明できるとすれば
材料費、
人件費などが上がっているというふうなことかもしれません。
そこで、日立市は3,161平米ですね。これを21億4,000万円、割りますと、1平米当たり6,770円ということになります。
別府市が炊飯
施設のない
本体工事費31億4,500万円を4,000平米で割りますと、1平米当たり7万8,625円ということになりますね。1平米当たり約1万1,000円も高いということになるわけでありますね。これはこれだけ、何ですか、日立は平成28年から31年まで、30年度か、31年開業ですからね、30年度までの工事ですよね。平成28年度から数えたとしても、この二、三年で単価がこれだけ上がったのかと。約16%上がっていますね、1平米当たりの単価が。私はそういう専門知識はありませんので分かりません。分かりませんが、どうなのですか。この二、三年、三、四年で本当に16%も単価が上がっているのですか。
○
教育部長(稲尾 隆君) お答えをします。
先ほど
スポーツ健康課長が答弁したとおり、
施設規模が違うということがまず1つの大きな原因ではあると思います。ただ、
共同調理場の
施設規模につきましては、導入規模であったり敷地条件、それから厨房機器を含めた
調理環境、あるいは見学対応の有無など様々な要因により異なると考えております。
本市は、おいしい
給食を
子どもたちに
提供するためにということで手作り
給食であったり、あるいは地産地消などに力を入れるなど、
施設、それから設備の充実を図っているということであります。
また、
債務負担行為の上限額の設定についてですが、先ほど日立市の例はもう実際に発注した入札後の
金額であると思いますけれども、今回我々が
債務負担行為の上限額を設定しているわけですけれども、当然に日立市ではありませんが、直近の数市の類似規模の
調理施設を参考にしながら必要面積を割り出し、また価格につきましても、類似事例を参考に、さらに今、議員からも御指摘があったとおり物価指数の変動等も加味して算定しているということで御理解をいただければと思います。
○18番(
平野文活君) 当局がそう言えばそれに何か確証を持って反論するということは、私も全くできません。しかしながら、今年の9月の決算委員会で西
別府住宅と亀川住宅の単価の違いというのを私は
質問いたしました。詳細な資料をいただきました。西
別府住宅は平成17年か8年から始まって七、八年かけたのですが、その真ん中の平成20年の単価と
令和元年の約12年後の単価の違いというものを約120%と、つまり20%の物価上昇だという資料をいただきました。これは住宅関係の詳しい資料でありますから、多分間違いないのだろうというふうに思うのですね。この12年間で約20%の値上がりということになると、先ほど
共同調理場の日立との違いは二、三年で16%上がっている。この二、三年で急激に上がったのかというような、これはちょっと理解、本当にそうなのかなというような、非常に疑問であります。
そして、基本計画の50ページに、炊飯
施設ありの概算
事業費35億5,749万4,000円というのがあるのですが、その内訳を教えてほしいというふうに思いますが、いかがですか。
○
次長兼
スポーツ健康課長(
杉原 勉君) 炊飯
施設あり、合計39億円についてお答えいたします。
基本設計、
実施設計等で約1億2,600万円、工事
管理で約1,800万円、
本体工事約35億5,800万円、
小学校配膳室の実施計画、
実施設計が約5,000万円、
小学校の配膳室の工事が約1億3,900万円で、合計38億8,973万8,000円となっております。
○18番(
平野文活君) 38億円の内訳を聞いたのではありません。概算35億5,749万4,000円の内訳を教えてほしい、
本体工事のね。
○
次長兼
スポーツ健康課長(
杉原 勉君) お答えいたします。
ただいまの
質問に対しましては、今後の入札に影響を及ぼす可能性がございますので、詳細な内訳については、答弁を控えさせていただきます。
○18番(
平野文活君) 私は、この日立とほぼ同じ条件で比べた場合でも約10億円高い、これは過大見積りではないか。その見積りの詳細は答えられないということでありますが、非常にそういう疑問を持っております。
私は、ずっとこの
共同調理場問題、一般
質問を含めて
質問してまいりまして、いわゆる
有識者委員会がセンター式を選んだ。しかし、そのセンター式には5つのデ
メリットが有るという指摘をしておりますね。これも基本計画を見る限りは、あるいは一般
質問でのやり取りを聞いた範囲では、このデ
メリットは解消されていない。ますますこういう
調理場でよいのかという疑問を深くしております。その上に、これはちょっと過大見積りだなというふうにも思っております。
先ほどの
質問者の中で、反対者の声を引用した形で「
調理員をおとしめる」というような言葉がありましたね。これはちょっとね、どういう根拠で言われるか分かりませんが、議場の中での発言としては極めて不穏当ではないかというふうに私は受け取りました。
いずれにしてもこうした、もっと
市民に開かれた
調理場造りを進めていただきたい。そうでなければ、出来上がったものが立派なものにならないというふうなことを申し上げまして、この
質疑を終わりたいと思います。
○議長(
松川章三君) ほかに
質疑もないようでありますので、以上で
質疑を終結いたします。
上程中の全
議案については、お手元に配付しております
議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。
以上で、本日の議事は終了いたしました。
明日4日から7日までの4日間は、委員会審査及び休日等のため本会議を休会とし、次の本会議は、8日定刻から開会いたします。
本日は、これをもって散会いたします。
午前10時47分 散会...